BLOG コラム

お酒が買い取られる仕組みをプロが解説します

2021/05/26

買取

大好きな人もそうでない人も、身近なものとして存在しているお酒。
その種類は大変多く、世界各国で様々なお酒が作られていますよね。
値段もピンキリで、もちろん様々な希少なお酒も存在します。
それらは意外と高く売れるんです!
今回は、お酒(古酒)の基礎知識や買い取られる仕組みをご紹介します!

お酒ってなぜ買取してくれるの?

単刀直入に質問です。
お酒が何故買い取ってもらえるかご存知ですか?
ブランド品や家電とは違って、「飲み物」ですよね。

・飲み物ということは、品質が落ちてしまって大丈夫だろうか?ましてや売る事なんてできるの?
・家の物置にしまってあった十五年もののウイスキー、いつもらったのかわからないしそもそもまだ飲めるの…?

と思うかもしれません。
実は、お酒には決まった賞味期限がありません。
詳しく説明しますね。

古酒(ヴィンテージ)とは?

長い年月熟成されたお酒のことを指します。
日本酒や泡盛であれば古酒、海外のウイスキーやブランデーであればヴィンテージと呼ぶことが一般的です。
(ワインは少し違うので後ほど記載します)
ただ、具体的に○年以上が古酒、のような定義があるわけではなく、”一番美味しく飲めるタイミング”はお酒によって様々と言えます。

・海外旅行の記念に免税店でお土産として買ってきたブランデーをそのまま数年飾ったままにしてしていたけれど、大掃除の際いらなくなってしまって処分することになった
・断捨離や終活として家のものを捨てていたらお中元やお歳暮でいただいた年代物のワインが出てきた

という場合などがよくあるパターンです。

お酒に賞味期限はあるの?

お酒の種類によって様々ですが、ウイスキーやブランデーなどの蒸留酒は基本的にアルコール度数が高く、蒸留されているので異物もあまり入っていないため細菌が繁殖しにくくなっています。
そのため賞味期限の表示はなく、冷暗所で保管されていれば長期保存が可能となります。
ちなみに、全て未開封に限ります。
お酒にはほとんどの場合キャップシールと呼ばれるビニールや封印紙が貼ってありますので、もしこれが切れている場合は開封していなくても開封品の扱いとなってしまいます。
また、コルク栓のものは未開封でもコルクが劣化して中身が揮発する場合がありますので注意が必要です。
コルクが多少劣化していても、希少なお酒の場合は高値で売れることもあります。
それぞれのお酒で詳しく見てみましょう。

日本酒、泡盛の場合

日本酒や泡盛の場合は、すでに長期熟成したものを販売することが多いので、家で眠らせて置いたものを古酒と呼ぶことはあまりないようです。
酒蔵で何十年もしっかり細かく管理されたものを蔵出しするので、それを古酒と呼びます。
日本酒は飲み頃に販売するようにできているので、数年前の日本酒が出てきて高く売れる、ということはあまりないでしょう。
風味が落ちてしまっていることが多いので、早めに飲むか人に贈った方が美味しく消費できそうですね。
日本酒を高く売りたい場合は、1〜2年以内に製造されたお酒で、きちんと温度管理して保管していたものに限られそうです。

ウイスキーやブランデーの場合

ボトルに「12年」「21年」などの表記を見たことがありませんか?
これは熟成した年数を記載しており、期間が長いほど手間隙をかけたお酒ということになります。
何十年も寝かせてから販売されることが多いため、もちろん年数が高い方がそもそもの販売価格も高価になります。
(逆にあまり寝かせずに販売するノンエイジと呼ばれるものもあります)
1970年以上前、つまり40〜50年前に製造されたウイスキーのことをヴィンテージウイスキーと呼び、より高価で希少価値が高いものとなります。

ワインの場合

ワインでは「ヴィンテージ」とは収穫された年のことを言います。
ウイスキーやブランデーとは違い、19○○年、などと記載されていますね。
そのため、昨年収穫されたワインでもヴィンテージと呼ぶことがあります。
厳密にはラベルに書かれている年が15年以上前のものをオールドヴィンテージワインとします。
ワインは熟成が進むほど変化し、その味わいは深く繊細になっていくものとされていますが、美味しさのピークのような時期がそれぞれ存在し、それを見極めるのがソムリエの仕事と言えるでしょう。
あまり熟成しすぎると酸化して、酸味が強くなってしまって美味しくなくなってしまい、飲み頃も売れる値段も下がってしまいますので注意が必要です。
ただし、ロマネコンティなどの超高級ワインなどは何十年前でもとんでもない値段がつくこともあります。

希少酒は特に高額で売れます

希少なお酒と一口にいっても、ただ年数が経っているから高く売れるわけではありません。
ウイスキーの場合だと、もう潰れてしまった蒸溜所の熟成年数が長いものや、全体の販売数が少なく、高価で市場に出回っていないものを希少酒と呼びます。
ワインの場合だと、ブドウの収穫は毎年天候などに左右されるため、いわゆる”当たり年”と呼ばれるものがあります。そのタイミングで作られたものは高くなる傾向があります。
また、バブル時代に流行し多く流通していたブランデーは、現在も高値で取引されることが多く、市場でも多く出回っています。
その他、イベント記念ボトルや限定製造の特殊なラベルであったりするものも販売数が少なく希少なため、高額で取引されるものが多い印象です。

保存状態について

初めの方でも少し触れましたが、ボトルが未開封で保存状態が綺麗なものが望ましいでしょう。
ラベルの汚れや破れ、キャップ部分の損傷具合、箱があるならその箱や付属品が綺麗な状態でそろっているかも大事になってきます。
ホコリや汚れを拭き取るだけでも違うので、気をつけてみてくださいね。
古くて液漏れしていて保存状態も悪いし、これでは買い取ってもらえないかも…というものでも、空き瓶自体に価値があるものもあるので意外と買い取ってもらえるかもしれませんので要チェック!

お酒買取業者の販売ルートって?

これだけいろんな買取業者もいて高額買取にもなる古酒は、次は誰が買うのでしょうか?
少し紹介します。

コレクター

言わずもがな、どのジャンルにもヴィンテージものが好きで集めているコレクターの方が存在します。
お酒の場合は、それぞれの種類にその数だけ好きな人がいるので求める人は無限大でしょう。
いつの時代も希少なものは高値で取引され、売りたい人と買いたい人は無くなることはありません。

古酒専門のバーなど

ここに行けばどんなお酒も飲める!といったような通のバーは日本全国に存在します。
ここはワイン専門、ここはウイスキーといったように、専門家たちがお酒を振る舞ってくれます。
豊富な知識と種類で、飲む人の舌を楽しませてくれるでしょう。

独自ルートを持つ業者

販売のルートを持つ一部の業者であれば、余分なマージンやコストがかかりません。
そして、高値で売れる地域を把握しているため、高い値段で仕入れても、的確に欲しいと思っている人に向けて販売し利益を出すことができるのです。

いかがでしたでしょうか?
飲むだけでなく、売ることもできる様々なお酒たち。
実家に眠っていたら高額買取のチャンス!?
ぜひ探してみてくださいね。

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