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エルメスのバーキンを買取してもらうときのポイントについて解説します

2020/12/18更新日2021/04/04

買取

エルメスのバーキンといえば、全女性が「一度は手にしたい」と憧れるバッグですね。世界最高峰のブランドの人気シリーズとなると正規品の入手も難しい状況ですので、中古品に関しても需要が多く、リセールに強い商品と言えます。

この記事では、どんなバーキンが高く買取りされやすいのか、高く買い取りしてもらうためのポイントについてご説明します。

色・サイズについて

流行っている色という意味では、ピンクやターコイズ系のブルーのようなビビッドカラーが人気のようです。毎年新しいカラーが発売されますが、人気・不人気はありますので、そのときどきの相場のチェックも必要です。

エトゥープのようなベージュ系、ブラックなどの定番色は、何にでも合わせやすいためか買取り価格は安定しており、手堅いです。

ゴールドなどの茶系に関しても定番色と言えるのですが、流通量が多く中古市場では供給過多の状態で、エトゥープやブラックなどに比べて人気は下火です。

サイズについては、以前はエルメスのバーキンと言うと30㎝〜40㎝が主流とされていました。しかし、これらのサイズは小柄な日本人には重く、バッグだけが目立ってしまいがしです。そのため、最近では25㎝や30㎝の小さめサイズが人気です。実用性にすぐれていてファッション性が高いことが人気の理由でしょう。

また、金具の色については、シルバーよりゴールドの方が若干人気が高いです。
シルバーは「ゴールド金具のマイナス5万円程度」と考えておけばよいでしょう。

素材について

一般的には、傷や汚れが目立ちにくいトリヨンやトゴといった素材が人気です。さらに高い買取り額が期待できるのが、アリゲーターやオーストリッチといった特殊素材(エキゾチックレザー)です。

クロコ素材などは入手が困難で、中古でも非常に価値が高いです。また、希少なバーキンとしては他に、パーソナルオーダーで作られたものがあります。パーソナルオーダーとは、色や素材、金具の色などを全て個別でオーダーしたものです。

エルメスに認められた特別な顧客だけが購入することができるため、普通の人はまず手に入れることができません。そのため、通常の相場よりもさらに高い金額が付きます。

付属品について

付属品が買取り価格に影響するのか見ていきます。レインカバー、クロシェット、カデナ、鍵などの付属品が揃っていると査定額はアップします。買取りしてもらうときにはこれらをできるだけ一緒に揃えましょう。

オプションで購入したアクセサリーなどがあればそれも付けましょう。ロデオと呼ばれるチャームや、ハンドル部分に巻くツイリースカーフなどです。

ただ、箱や保存袋は、10年以上前のモデルなど古いもの、かつ中古に関してはほぼ買取価格に影響がないようです。

新品や数年以内に買った新しいモデルであれば、箱や保存袋もあったほうが買取価格アップにつながります。

見た目・状態について

当然ですが、見た目の劣化が少ないものほど高く買い取ってもらえます。

エルメスのバッグに使用されている革は、風合いがすばらしいですが、その分非常にデリケートなため、キズつきやすかったりヘタリが出やすかったりします

使用する時は、できるだけ大切に扱いましょう。特に傷みやすい部分と状態をよく保つための対処方法をご紹介します。

持ち手部分

バッグで一番負荷がかかる部分とも言えます。
スカーフを巻けば手脂や汚れが付くのを防げ、オシャレ度もアップしますよ。

底面の四隅

日頃から丁寧に扱う。これに尽きます…。

例えば、満員電車の中では網棚において人と擦れあうのを避けたり、バッグを置くときはなるべく平らな場所にそっと置く…などです。

万が一傷が付いてしまった場合は、エルメスに直接修理を依頼しましょう。

エルメス以外で修理をすることもできますが、本物としての価値を損なう可能性があります。高く買い取ってもらうためには、修理はエルメス社に直接依頼しましょう。

正面のクロア(ベルト)の傷

クロアは正面に位置し、バッグのポイントとなるパーツでもあるため目が行きます。そのため、ここに傷が付いていると買取り額に影響します。

バーキンは、購入時には金具を保護するためのシールが付いています。
このシールは剥がしてしまうと傷がつきやすくなってしまい減額対象になります。

特にバッグの底鋲のシールは、これがすべて貼ってあるかどうかだけで数万円程度、査定額に差が出ます。

このように書くと、「いっそのこと、保護シールを貼ったまま使い続けたら??」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、エルメスでは、金属変色の可能性があるため、購入後はすぐに剥がすことをおすすめされるようです。

ある程度楽しんだら手放す予定なのか、ずっと使い続けるのか…自己責任でご判断くださいね。

色褪せ

色褪せは明るい色のバッグに起きやすいようです。

バーキンには、レインカバーが付属品として用意されています。つまりは「雨に気を付けてください」ということですね。濡れたままにしておくと、雨染みや色褪せの原因になるので注意してください。また、紫外線にもなるべく当てないようにしましょう。

豆知識として

バーキンはその人気ぶりから、かなり悪い状態であっても「値が付かない」ということはありません。そんなバーキンでも、値がつきにくいものがあります。

それは以下の通常ルート以外で販売された商品です。

Sマーク刻印がある商品

ソルド品と呼ばれる、セールで販売された商品です。

スターマーク刻印がある商品

エルメス関係者向けに販売された商品です。

豆知識としてちょっと知っておいていただければと思います。

その他買取り額をアップするための小技いろいろ

バーキンを買取りする人も人間ですので、商品のちょっとした印象で買取り額が左右することもあります。
最後に、いろいろな小技を紹介します。

  • ポケットの中味のゴミを取るなど、掃除をしておく
  • 数日間詰め物をするなどして型崩れを直す
  • 風通しのよいところにおいて臭いを取っておく
  • 軽い汚れは取っておく

こういったちょっとしたポイントをチェックしてから査定に出すかどうかでも、買取り額に数万円の差が出ることがあります。

どこで売る(買い取ってもらうか)

以上、バーキンを買取りしてもらうときのポイントについてご説明しましたが、商品そのものの仕様や状態などが大事なのはもちろん、「どこで売るか」も非常に大切です。

知識がしっかりあるところでないと、適切な買取価格を付けることは難しいからです。

買取り専門店のほかに、オークションサイトを利用してみるのも一つの方法です。
歴史が古くユーザーが成熟しているヤフオクでは、適正価格はもちろん、オークションという特性から、希望価格よりも高い価格が付く可能性があります。
バーキンを手放すことを考えられている場合、一考されてはいかがでしょうか。

「オークションはやったことがないので不安」と感じられる方は、出品代行業者を利用した出品がおすすめです。 出品代行業者とは、売りたい物を預けるだけで、出品から代金振り込みまでの作業を全て代行してくれる業者のことをいいます。メルカリなどのフリマアプリでは代行業者による出品は禁止されていますが、ヤフオクは公認の業者もあって安心して利用できます。