BLOG コラム

いらなくなったお酒を売るには?高く売るコツや売り方を紹介

2024/11/22更新日2024/11/25

お役立ち情報

お酒を売るには、業者に買い取ってもらう方法とフリマアプリやオークションで自分で売る方法があります。前者は簡単かつスピーディーに売却ができますが、買取価格が低くなりがちです。

後者は業者の買取よりも高く売れる可能性がありますが、適切な値段設定が難しかったりサービスへの登録の手間や出品、発送の手間がかかったりします。

本記事では、お酒を売る方法のメリットやデメリット、より高くお酒を売るポイントを紹介します。あわせて、お酒をより簡単に、より高い価格で売れる可能性を探したい人に向けて、オークションの出品代行サービスを利用する選択肢も紹介します。

いらなくなったお酒を売る方法

自宅で不要になったお酒を売る方法として、酒類買取専門店とオンライン査定・買取サービス、フリマアプリ・オークションサイトの3つの方法を紹介します。それぞれの売却方法の概要やメリット、デメリットを解説しますので、参考にしてください。

酒類買取専門店

酒類の買取を専門に行っている業者です。実店舗がある場合は自分で店頭に持ち込むほか、自宅に訪問してもらう「出張買取」、宅配で業者に売りたいお酒を送る「宅配買取」といったサービスがあります。

ちなみに、ブランド品や宝石などを含めていろいろな商品を買い取ってくれる一般的な買取業者でも、お酒を買い取ってくれる場合があります。日頃から使い慣れていたり自宅から利用しやすかったりする店舗があるなら、そうした買取業者を選んでもよいでしょう。しかし、一般的な買取業者にはお酒の専門知識を持ったスタッフが在籍していないケースも少なくありません。

お酒の買取にあたっては、お酒の価値を正しく査定できる、専門知識を持ったスタッフが在籍している業者を選ぶ方が安心です。その点、お酒の買取を専門に行っている業者には専門知識のあるスタッフが多数在籍しているため、自分が売りたいお酒の価値を正しく判断してもらえるでしょう。

酒類買取専門店を選ぶメリットとデメリットは、以下のようなものがあります。

メリット

商品の査定が終わればすぐに買取契約を結べるため、早期に売却したい場合は酒類買取専門店の利用がおすすめです。

また、売却したいお酒が多くて持ち運びが大変な場合や、自宅の近くに実店舗がない場合などは、出張買取や宅配買取の利用を検討しましょう。出張買取は自宅まで業者が訪問し、査定から商品の引き取りまで行ってくれます。宅配買取は自分で段ボールにお酒を詰めて送るだけなため、重たいものを持ち運ぶ手間が省けます。

デメリット

酒類買取専門店を選ぶデメリットの1つは、買取価格が自分が希望する金額よりも低くなる傾向にあることです。なぜなら、実店舗を構えているため店舗維持や人件費などの経費がかかるためです。また、売りたいお酒がレアな物であればあるほど、相場価格がわかりづらく、買取後に売れ残るリスクを避けるため買取価格の値付けが保守的になる場合があります。

また、出張買取では自宅に業者を招き入れることに抵抗を感じる人がいるかもしれません。もし査定価格が低くても、わざわざ来てもらったのに売却を断るのは申し訳ないと思う人もいるでしょう。

オンライン査定・買取サービス

買取店と似たサービスですが、オンライン査定・買取サービスでは査定から売却まですべてオンラインの手続きで完了する点が特徴です。

たとえばインターネットから査定を申し込む際には、商品の状態を文章で入力し、写真も添付して送ります。そのデータを見た業者が査定を行い、早ければ数日中に査定額が提示されます。その金額を見て、納得できれば買取を申し込む仕組みです。

酒類買取業者の宅配買取と似ていますが、違いはオンラインで先に査定をしてもらえる点です。宅配買取では先に商品を送り、業者から査定額が提示されます。査定額に納得がいかない場合は商品が送り返されるため、せっかく商品を梱包して送った作業が無駄になる可能性があります。

一方でオンライン査定では先にオンラインで査定してから商品を送るため、無駄な手順を踏まずに済むのです。

メリット

これまで説明したように、すべての手続きをオンラインで簡単にできるのがメリットの1つです。24時間いつでも申し込みができますし、サービスによってはLINEに商品の画像や情報を送るだけで査定ができる場合もあります。

査定結果が出るまでの期間も早く、申し込みの次の日には結果がわかるケースも少なくありません。売るかどうかはまだ迷っているけれども、まずは自分が持っているお酒の価値を知りたいという人に向いています。

デメリット

簡単に査定をお願いできるとはいえ、そのために商品の情報を文章で入力したり、写真を撮って送る手間はかかります。

また、オンラインで査定してもらった価格に納得して商品を業者に送ると、そこで改めて本査定が行われます。文章や写真をもとにしたオンライン査定と、実物を見て行う本査定では査定価格に差が出る場合もあり、本査定では価格が下がる可能性があります。その場合キャンセルはできますが、商品の返送などやりとりの時間が無駄になってしまうかもしれません。

フリマアプリ・オークションサイト

買取業者に依頼せず、フリマアプリやオークションサイトを利用して自分で直接お酒を売る方法です。フリマアプリの代表格であるメルカリや、最大級のオークションサイトであるヤフオクでもお酒の販売は可能です。

メリット

メルカリやヤフオクでは、自分が希望する金額を設定し、お酒を販売できます。買取業者で希望金額より低く査定されてしまったお酒でも、もしかするとメルカリやヤフオクなら高く売れるかもしれません。

また、コレクション目的でお酒を買う人も多く、買取店では受け付けてもらえないような状態が悪いお酒が売れる場合もあります。

デメリット

業者とのやり取りが発生せず自分の好きなタイミングでお酒を売却できる一方、サービスへの登録や出品作業、購入者とのやりとりや商品の梱包、発送といった作業が発生します。また、買取業者に依頼すれば買取不可のお酒以外は何らかの値段で買い取ってもらえますが、メルカリやヤフオクでの出品は必ず売れる保証はありません。

通常個人がいらなくなったお酒をメルカリやヤフオクで売る行為は違法にはなりませんが、継続的にメルカリやヤフオクでお酒を売る場合は、個人であっても酒税法に基づき販売業免許を受ける必要があります。

参考:国税庁HP 【販売業免許関係】

「継続的な販売」に販売期間や回数の指定はありませんが、メルカリやヤフオクが「免許を持たずに継続的な販売をしている」と判断すれば、違反行為とみなされます。その場合は出品の削除やアカウントの停止などのペナルティが課される可能性がありますので、注意が必要です。

お酒を高く売るポイント

買取業者やメルカリ、ヤフオクでお酒を売る際に、高く売れるポイントを4つ紹介します。売却を検討しているお酒がこのポイントを押さえられているか、確認してみてください。

未開封である

お酒は未開封で、保存状態が良いほど高く売れます。買取業者では開封済みのお酒は基本的に買取対象外です。そのため、将来的にお酒を売りたいと考えている場合は最初から開封せずに保存しておくようおすすめします。

ただし、空き瓶がインテリアとして価値がつく場合は、開封済みでも高く売れる可能性があります。開封済みでもあきらめず、一度売りに出してみるのも1つの方法でしょう。

適切に保存されている

未開封であることとあわせて、適切に保存されているかどうかも高く売れるポイントです。お酒は未開封であっても、保存状態が悪ければ劣化が進んでしまいます。

たとえば直射日光が当たる場所や高温多湿の場所で保存していたお酒は、蒸発や変色が進みやすいです。変色や蒸発で中身が減っているお酒は買取不可となるケースが多いため、保存環境には注意が必要です。

希少価値がある

限定生産のお酒やヴィンテージワインなど、希少価値が高く人気がある銘柄は高値がつきやすいです。中には数百万円の価値がつくお酒もあるため、自分が持っているお酒の銘柄の希少性を確認してみるとよいでしょう。

高値がつきやすいお酒の種類は、こちらの記事を参考にしてください。

季節やトレンドをおさえている

お酒の種類によっては、季節やトレンドに合わせて売却すると高く売れる場合があります。たとえばシャンパンであればクリスマス前に需要が高まり、気温が低い冬の時期には焼酎が売れやすいといわれています。

ほかにも年末年始やお中元、お歳暮といった贈答シーズンでもお酒の需要が高まるため、そうした時期を狙って売却を考えてみるのもよいでしょう。

買取業者とフリマアプリ・オークションの売却価格の違いは?

お酒を高く売るポイントを押さえたうえで、より高く売却しようと考えるならオークションでの販売がおすすめです。オークションの利用者は30~50代の男性が多く、お酒を好む人やコレクションとして集めている層と重なるため、高値がつきやすい傾向にあります。

以下では、一例として具体的なお酒の買取店での買い取り価格と、オークションでの落札額をまとめました。買取店への持ち込みとオークションでの販売では価格に差があることがわかります。

■ウイスキー

銘柄買取価格例オークション落札額例
山崎 25年 シングルモルト980,000円1,492,700円
山崎 12年19,500円23,300円
山崎 NV9,500円12,500円
響30年510,000円1,150,000円
響 12年 意匠ボトル 花鳥風月 171,000円214,170円
響 100周年 記念 ジャパニーズハーモニー ウイスキー50,000円69,999円
白州 25年360,000円590,000円
白州12年17,500円25,000円
知多3,700円6,600円
イチローズモルト 秩父 食源探訪 2015W38,400円50,000円
ザ・マッカラン 25年 シェリーオーク 旧ボトル300,000円352,000円

■ブランデー

銘柄買取価格例オークション落札額例
レミーマルタンルイ13世 観音開き200,000円331,300円
ヘネシー XO 黒キャップ13,000円29,000円

■ワイン

銘柄買取価格例オークション落札額例
DRC ラターシュ2005580,000円700,000円
シャトームートンロートシルト2000220,000円300,000円

■日本酒

銘柄買取価格例オークション落札額例
十四代 純米大吟醸 酒未来36,000円46,000円

■焼酎

銘柄買取価格例オークション落札額例
森伊蔵 極上の一滴10,000円16,400円
魔王2,000円8,000円

※金額はすべて2024年10月時点のものを参考にしています。時期が変わると金額も変わる可能性があるため、あくまで参考として見てください。

ヤフオクでお酒を売るときの注意点

ヤフオク出品代行比較

オークションで高くお酒を売りたいと考えたとき、注意すべき点は何でしょうか。ここでは代表的なオークションサイトであるヤフオクでお酒を売る際の注意点をお伝えします。

継続して販売するには免許が必要

先ほどオークションでの販売のデメリットで伝えたように、ヤフオクで継続してお酒を販売するには免許が必要になります。

自宅にあるいらないお酒を、数本だけヤフオクに出品するなら免許がなくても問題ありません。ただし、継続的にお酒を販売する際には免許がないと酒税法違反となるため注意しましょう。

参考:国税庁HP 【販売業免許関係】

発送の際の梱包に工夫が必要

ヤフオクでお酒を出品し、売れた場合は自分で商品の発送が必要になります。お酒は瓶に入っているものが多く衝撃に弱いため、配送中に割れてしまわないようにしっかりと梱包しなければなりません。

ただし心配だからといって緩衝材を入れすぎると、荷物のサイズが大きくなり、配送料が高くなってしまいます。お酒が割れないように緩衝材でしっかりと梱包しながらも、サイズや重量は大きくならないよう工夫しましょう。

具体的にはまず、ビニール袋やOPPシートでお酒を包みます。その後、全体を緩衝材で包みましょう。最後に段ボールなどの箱にいれて完成です。その際、お酒は側面が割れやすいため瓶は横向きにせず、縦向きになるように箱詰めします。また、段ボールとお酒の間に隙間がうまれないように気をつけます。もし隙間がある場合は段ボールを小さいものに変えるか、緩衝材で埋めましょう。

配送業者によってはお酒専用の梱包グッズを販売している場合もあるので、何を使えばよいかわからない人は参考にしてください。

安全かつ高い価格でお酒を売るなら”出品代行”

ここまで、お酒を高く売るならオークションがおすすめだとお伝えしてきました。しかしオークションで売りたいと思っても、出品や発送の手間が気になったり、免許なしでお酒を売る行為が心配になったりする人もいるでしょう。そのような人は、オークションの出品代行を検討してはいかがでしょうか。

出品代行とは、個人の代わりにオークションへの出品や発送などを行ってくれる業者のことです。出品代行業者に商品を送れば、あとは売れるのを待つだけ。忙しくてなかなか自分でオークションに出品できない人にぴったりのサービスです。

出品代行を使うメリット

出品代行では自分で出品や発送をする手間が省けるほか、専門家が適正価格を査定して値段をつけてくれるのもメリットの1つです。オークションでは自分で商品の値段の相場を調べて価格設定をする必要がありますが、この価格設定をミスすると本来もっと高く売れるはずだった商品を安い値段で売ってしまう可能性があります。逆に相場よりも高く値付けしてしまうと、誰も落札してくれず売れ残ってしまいます。

出品代行ではプロが査定した値段で出品するため、一番高く売れる値段で落札してもらえやすい点がメリットといえます。

また、個人で出品すると万が一トラブルに巻き込まれた際の対応が大変です。その点、出品代行であればすべての作業を業者が代行してくれますので、入札者や落札者とのトラブルに巻き込まれる心配はありません。

出品代行を使うデメリット

出品代行を使うデメリットとして、出品代行業者に手数料を支払う必要がある点が挙げられます。自分で出品するよりも、利益が減ってしまう可能性があります。

また、出品価格をプロが設定してくれるのはメリットでもある反面、自分でコントロールできないといったデメリットにもなり得ます。どうしてもこの金額で売りたいという希望がある人は、自分で出品するほうが向いているかもしれません。

詳しくはこちらの記事もご参照ください。

お酒を売るなら神戸オークション

ヤフオクの出品代行業者はいろいろありますが、お酒を売りたいなら「神戸オークション」がおすすめです。

神戸オークションは、業界ではじめて酒類販売業免許を取得した業者です。免許があるため、継続してお酒を売ることが可能です。さらにYahoo!公認ショップとして認定されているため、安心してご利用いただけます。

詳しくはこちらもご参照ください。

まとめ

本記事では、いらなくなったお酒を売る方法や少しでも高く売るコツを紹介しました。

スピーディーかつ簡単にお酒を手放したい人は買取店、手間がかかっても少しでも高く売りたい人はオークションを選ぶのがおすすめです。

また、手数料がかかってもよいから高く売れる可能性に掛けたい人は、出品代行の利用を検討するのも1つの方法です。自分が優先したい条件にあわせて、お酒の売り方を選んでください。