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【例文付き】メルカリの値下げ交渉を丁寧に断る方法

2025/08/18

お役立ち情報

メルカリでは購入希望者から「値下げ交渉」を受けることが日常的にあります。初心者の出品者にとって、値下げのお願いをどう断れば良いのか悩みどころでしょう。「相手の気分を害さずに断りたい」「トラブルにならない断り方を知りたい」と感じている方も多いはずです。

本記事では、メルカリでの値下げ交渉への上手な断り方を解説します。公式機能「値下げ依頼」の仕組みも踏まえ、状況別の丁寧な断り文の例や、そもそも交渉されにくくするコツ、さらに交渉対応が面倒な場合の代替策までご紹介します。

メルカリの値下げ交渉とは?

メルカリでは、商品ページのコメント欄を通じて購入者が出品者に直接値下げ交渉を持ちかけることができます。

値下げ交渉自体はメルカリ内で一般的に行われており、特に問題がある行為ではありません。しかし、メルカリを始めたばかりの出品者のなかには、購入者から価格交渉を持ちかけられて戸惑う人も少なくないでしょう。

「値下げ依頼」機能の登場

これまではコメント機能を使っての値下げ交渉でしたが、2024年には「値下げ依頼」機能が導入されました。この機能では、購入希望者が希望価格を提示して公式に値下げ交渉を行うことができます。

商品ページ上に「値下げ依頼」ボタンが表示され、購入者はそのボタンから希望額を送信します。出品者には誰からいくらの依頼が来たかが通知され、「売る」(依頼承諾)か「売らない」(依頼辞退)を選択します。値下げを承諾するとその希望額に価格が変更され、値下げ依頼を行った購入者へ通知が行われます。

依頼を「売らない」で拒否するか24時間応答しない場合、リクエストは自動的にキャンセルされます。

この機能を使えばコメントでやりとりする必要がないため、値下げ交渉を受ける出品者にとってもストレスが少ないでしょう。

コメントでの交渉も併存

値下げ依頼機能の登場により価格交渉が公式にしやすくなりましたが、依頼機能を使わずにコメント欄で値下げをお願いしてくる購入者も依然存在しています。

この場合、コメントは商品ページ上で誰でも閲覧できる公開情報です。交渉を断る際も他の利用者に見られていることを念頭におき、丁寧で誠実な対応を心がける必要があります。

値下げ交渉を断るときの基本マナー

値下げ交渉を断るのは心理的ストレスがかかるもの。どのように断ればよいか悩んでしまう人も多いでしょう。

以下ではスムーズに値下げ交渉を断るポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

無視や感情的な返信はNG

値下げのお願いに気乗りしなくても、無視したり、「無理です」など素っ気なく断ったりするのは避けましょう。先ほどお伝えしたように、コメント欄での値下げ交渉は全ユーザーに対して公開されているため、他のユーザーから見た印象も悪くなりかねません。

迷惑な交渉であっても、丁寧な言葉遣いで礼儀正しく断るのがポイントです。丁寧に対応しておけば、値下げを断った場合でも「この出品者なら安心だ」と感じてもらえ、結局そのままの価格で購入してもらえる可能性も高まります。

まず感謝とお詫びを伝える

値下げの依頼コメントには、まず「コメントありがとうございます」のようにお礼を伝えます。その上で「ご希望に添えず申し訳ありません」「誠に恐縮ですが~できかねます」といったお詫びのクッション言葉を添えて断ると、相手に与える印象が柔らかくなります。

理由や状況を説明する

単に「できません」ではなく、なぜ値下げできないのか簡潔に理由を示すと納得感が生まれやすいです。たとえば「送料と手数料を考慮するとこれ以上は厳しい」「出品したばかりなので様子を見たい」など、値下げに応じられない状況を伝えるとよいでしょう。理由を添えることで、購入希望者も「無理なお願いだったかな」と理解しやすくなります。

断る意思はハッキリ示す

丁寧さも大事ですが、断る意思をあいまいにしないことも重要です。あまりやんわりとした表現で濁そうとすると「少しなら値引きしてくれるかも」と期待させてしまう場合があります。

丁寧な言葉遣いの中にも、「現時点では値下げできません」「お値引き対応はいたしかねます」ときっぱり断る勇気を持ちましょう。角が立たず、しかし確実に意思が伝わる表現がベストです。

【状況別】値下げ交渉の上手な断り方と例文集

値下げ交渉を断る際のフレーズを、ケース別に紹介します。それぞれの状況に応じて、上記の基本マナーを踏まえた断り文を使ってみてください。どのケースでも共通するポイントは「丁寧だが断固とした姿勢」です。

出品直後で値下げするつもりがない場合

商品を出品したばかりで、まだ提示価格で売れる可能性が高い段階では、安易に値下げに応じる必要はありません。「まだ様子を見たい」という気持ちを率直に伝え、値下げは考えていない旨を丁寧に伝えましょう。

例文:

コメントありがとうございます。出品したばかりの商品のため、今のところお値下げは考えておりません。ご理解いただけますと幸いです。

希望額が安すぎる・これ以上値下げできない場合

購入者から提示された希望額があまりにも安い場合や、すでにこちらとしてはギリギリの価格に設定している場合があります。その際は値引き要求には無理に応じず、「その価格では対応できない」と明確に伝えましょう。

送料や手数料の負担もあるため容易に値下げできないことを理由に挙げると、相手も納得しやすくなります。

例文:

コメントありがとうございます。送料との兼ね合いで、これ以上のお値引きは難しい状況です。申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけますと幸いです。

しつこい値下げ要求・繰り返し交渉される場合

一度断っても繰り返し「お値下げできますか?」と交渉してくる購入者や、強引な要求をする相手も稀にいます。対応に苦慮しますが、感情的にならず、断りの意思を繰り返し丁寧に伝えることが大切です。

例文:

度々コメントいただきありがとうございます。先ほどお伝えした通り、お値下げは考えておりません。重ね重ね恐縮ですが、ご理解いただけますと幸いです。

また、過度なしつこさは迷惑行為とも言えます。明らかに常識を超えた交渉が続く場合は、ブロックを検討しても良いでしょう。メルカリの機能で相手をブロックすれば、以降そのユーザーからはコメントや購入ができなくなります。

威圧的な要求や嫌がらせに発展しそうな場合は、事務局へ通報することも視野に入れてください。トラブルを深刻化させないためにも、無理に応じず適切に対処しましょう。

既に値下げ済みの商品への交渉の場合

こちらが値下げして再出品した商品や、キャンペーン等であらかじめ値下げ済みの商品に対して交渉されるケースもあります。この場合は「すでに現在の価格が割引後である」ことを伝え、さらなる値下げは難しい旨を伝えると効果的です。

例文:

コメントありがとうございます。こちらの商品はすでにお値下げ済みのため、申し訳ありませんが現在の金額でご検討いただけないでしょうか。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

値下げ交渉に応じるべき?応じる・断る場合のメリットとデメリット

大前提として、値下げに応じる義務は一切ありません。値下げ交渉に応じるか断るかは出品者が自由に判断できます。値下げ交渉を断ったとしてもマナー違反ではなく、基本的にトラブルにもなりません。

そのうえで、交渉に応じた場合と断った場合のメリット・デメリットを理解し、自分の方針を決めておきましょう。

値下げ交渉に応じるメリット

商品の売却を急いでいる場合や、不用品を早く処分したい場合は、多少値下げしてでも早く売ることにメリットがあります。値下げに応じることで購入希望者との取引成立率が上がり、スムーズに現金化できる可能性が高まります。特に許容できる程度の値引きであればお互い気持ちよく取引を終えられることも多いでしょう。

値下げ交渉に応じるデメリット

値下げに応じると、その分手元に入る利益は減少します。また、何度もコメントでやりとりしたり価格変更したりと、交渉自体に手間がかかる点もデメリットです。

小幅な値引きならともかく、大幅な値下げ交渉に応じてしまうと自分の利益がほとんど無くなってしまう恐れもあります。交渉に労力をかけた挙句に取引不成立となるケースもあり得るため、手間や時間を考えると最初から交渉に応じないほうが効率的という考え方もあります。

値下げ交渉を断るメリット

希望額で売れる見込みがある商品であれば、交渉を断ることで当初期待していた金額で売れる可能性が高くなります。需要のある商品に適正価格をつけていれば、焦って値下げしなくてもいずれ買い手が現れるでしょう。

また、交渉対応に費やす手間を省けるのもメリットです。値下げ交渉を始めると購入希望者とのコメントのやり取りや価格調整に時間がかかりがちですが、断ってしまえばそうした負担を避けられます。

値下げ交渉を断るデメリット

値下げ交渉をすべて断っていると、販売機会を逃す場合もあります。出品時の価格設定が市場相場より高めだと、交渉を断り続けてもなかなか売れずに時間がかかる可能性も。

「少し損しても早く売りたいのか、時間がかかってもいいから高く売りたいのか」自分の優先順位を明確にすることが大切です。

値下げ交渉をされにくくするコツ・対策

人によっては、そもそも最初から値下げ交渉を受けたくないという場合もあるでしょう。その場合は、出品段階で工夫できるポイントがあります。以下の対策を講じておけば、煩わしい値下げ依頼を減らし、スムーズな取引につながるでしょう。

商品説明に「値下げ不可」と明記する

商品ページの説明文に「値下げ交渉はお断りしています」等の文言をはっきり記載しておきましょう。ほとんどの購入希望者は商品説明を読むため、高い確率で目に留まります。

万が一値下げ交渉をされた際も、「説明文に記載しております通り」とお断りもしやすくなります。

プロフィールやニックネームで交渉お断りを宣言

全商品で値引き交渉に応じない方針であれば、プロフィール欄にもその旨を書いておくとよいでしょう。「値下げ交渉は受け付けておりません」といった一文を入れておけば、仮に交渉コメントが来ても「プロフィールにも記載しております通り」と伝えやすくなります。

より目立たせるには、ニックネームの横に「値下げ不可」などと入れておく方法もあります。

適正価格で出品する

相場より極端に高い価格をつけていると、どうしても値下げ交渉されやすくなります。他の出品者やネットショップでの販売価格を調べ、市場価格に見合った値付けを心がけましょう。

最初から適切な価格設定にしておけば、「この値段なら交渉しなくてもお得」と思ってもらいやすくなります。

端数価格で割安感を演出

例えば500円ではなく490円、2,000円ではなく1,980円といった端数の値付けにすると、実際の差額はわずかでも購入者に与える印象が変わります。数百円程度の値引き交渉をするまでもなく「少し安くなっている」と感じてもらえるため、結果的に交渉されにくくなる可能性があります。

出品代行サービスという選択肢も検討しよう

ここまで読んで、自分での値下げ交渉に自信がなかったり面倒だと感じる人は、出品代行サービスの利用も選択肢の1つです。

出品代行サービスとは、出品者に代わって商品の撮影、商品説明の作成、価格設定、出品、購入者との連絡、梱包・発送など、販売に関わる一連の業務を代行するサービスです。これにより、出品者は手間をかけずに商品を販売でき、特に多忙な人や出品作業に不慣れな人にとって大変便利なサービスとなっています。

購入者と直接やりとりをせずに済むため、値下げ交渉の対応を避けたい人にはおすすめです。

神戸オークションの特長

「神戸オークション」は、ヤフオク数十万点以上の代行実績と独自のノウハウを持つオークション出品代行サービスです。Yahoo!公認のオークション出品代行業者であり、落札率98%以上、代行実績10万件以上と、業界の中でも最高レベルの実績を保有しています。

また業界で初めて酒類販売免許を取得しており、レアなお酒やハイブランド品、フィギュアなど、幅広い商品に対応しています。落札されなかった場合でも再出品への手数料や手続きは不要で、期間を設けずに再出品できるのもポイントです。

さらに、神戸オークションでは、ヤフオクとメルカリの同時出品が可能で、販売機会の最大化が期待できます。

神戸オークションに出品代行を依頼すると、最初の1週間はヤフオクへ商品が出品されます。この1週間の間に商品が売れなかった場合、2週目からヤフオクとメルカリに同時出品される仕組みです。

ヤフオクとメルカリに同時出品されるので、売れ行きが2倍になります。個人ではなかなか売れなかった商品が、神戸オークションを利用すれば売れる確率があがります。

※一部商品(トイガンなど)はメルカリには出品されず、Yahoo!オークションのみの出品となります。

※メルカリ以外に神戸オークション公式サイトにも同時に出品されることもあります。

まとめ

メルカリでの値下げ交渉は多くの出品者が直面するやりとりですが、丁寧かつはっきりと対応することで、無用なトラブルを避けることができます。相手への感謝の気持ちを示しつつ、断る理由や状況を明確に伝えることで、誠実な印象を与えながら交渉を断ることが可能です。

商品説明やプロフィールに値下げ不可と記載する、適正価格で出品するなど、事前の工夫も効果的です。交渉に対するスタンスを自分なりに決めておくことで、よりスムーズでストレスの少ない取引を実現できるでしょう。