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送料負担で利益がマイナスに?赤字にならないメルカリの送料設定方法

2024/12/24

お役立ち情報

メルカリで「送料を負担したら赤字になってしまった」という経験はありませんか。メルカリでは商品の発送が完了してから送料が確定するため、事前の想定よりも実際の送料が上回り、思わぬ赤字につながることがあるのです。

本記事では、送料負担で赤字にならないための価格設定のコツや、もし赤字が発生してしまった場合の対処法をわかりやすく解説します。

メルカリの送料負担で赤字になったら?

メルカリでは、商品の販売金額から手数料と送料を差し引いた額が自分の利益として手元に入ります。そのため商品の販売価格を決める際には、手数料と送料を加味した設定をする必要があります。

しかし、販売価格を決める際の送料はあくまで想定でしかありません。実際の送料は取引完了時に確定するため、「思っていたよりも送料が高くて利益がマイナスになってしまった」というケースが発生するのです。

例:

販売価格:1,000円

手数料(10%):100円

送料(らくらくメルカリ便100サイズ):1,050円

→ 利益 = 1,000円 - 100円 - 1,050円 =-150円

もし利益がマイナスになった場合でも、足りない送料を出品者が負担する必要はありません。販売利益が0円になるだけで、マイナス部分はメルカリ側が補填してくれます。

ただし、送料が商品価格よりも著しく高い場合には、警告や制限の対象となるため注意しましょう。

参考:メルカリヘルプセンター その他の質問(メルカリ便)

商品が購入されたあと、取引キャンセルは可能?

赤字部分を負担する必要がなかったとしても、可能なら商品価格を再設定して利益をプラスにしたいと考える人がいるかもしれません。その場合は一度取引をキャンセルし、再度出品する必要があります。

商品を購入された後でも、出品者が商品を発送するまでは取引のキャンセルは可能です。ただし、いくつかの注意点があります。

双方の合意が必要

取引のキャンセルには、出品者と購入者の双方の同意が必要です。そのためキャンセルを希望する際は、まず取引相手に取引メッセージを通じて相談し、合意を得ましょう。もしメッセージを送っても数日間返答がない、またはキャンセルの合意が得られない場合は、メルカリ事務局に問い合わせが必要です。

キャンセル申請フォームから手続き

双方の同意が得られたら、取引画面の最下部に表示されている「この取引をキャンセルする」ボタンからキャンセル手続きを進めます。キャンセル理由を選択し、詳細を入力した後、申請を行います。相手が同意すると、取引は正式にキャンセルされます。

取引キャンセルによるペナルティ

基本的に、出品者・購入者ともにキャンセル行為自体でメルカリからペナルティを受けることはありません。しかし、自己都合による一方的なキャンセルや、相手に迷惑をかける行為と判断された場合、利用制限や強制退会などのペナルティが科される可能性があります。そのため、自己都合でのキャンセルは極力避けるようにしましょう。

参考:メルカリヘルプセンター 取引のキャンセル方法

なぜ送料負担で赤字が発生するのか

そもそも、なぜメルカリにおいて送料負担による赤字が発生するのでしょうか。送料負担による赤字の主な原因として、以下が考えられます。

商品サイズ・重量の誤認

商品を梱包する際、梱包材のサイズが大きすぎると送料が高くなります。正確に測定し、軽量な資材を選びましょう。

配送方法の選択ミスや料金の事前確認不足

たとえば「メルカリ便」でも、ヤマト運輸が提供する「らくらくメルカリ便」と日本郵便が提供する「ゆうゆうメルカリ便」では、同じサイズでも送料が異なります。事前にどの配送方法を選択し、送料がいくらになるのかを確認しておきましょう。また、もし梱包により当初予定していたサイズよりも大きくなってしまう可能性も踏まえて、余裕を持った価格設定をしておくほうが安心です。

参考:メルカリヘルプセンター 配送方法早わかり表

赤字を防ぐには「着払い」が良い?

メルカリでは、出品者が送料を負担する「送料込み」と、購入者が送料を負担する「着払い」の2種類の設定が可能です。送料負担による赤字を防ぎたい場合、着払いを選択すれば出品者は送料を考えた商品の価格設定を行う必要がありません。

しかし、着払いは送料負担をしなくてよいメリットだけではなく、デメリットもあります。着払いと送料込み、それぞれのメリットとデメリットを把握しましょう。

送料込み

メリット

  • 購入者にとって金額が明確で安心感がある。
  • 商品が売れやすくなる。

デメリット

  • 出品者が送料を負担するため、利益が減少する可能性がある。
  • 送料の想定を誤ると赤字になるリスクがある。

着払い

メリット

  • 出品者の負担が軽減される。
  • 送料の計算ミスによる赤字の心配がない。

デメリット

  • 購入者にとって支払額が不透明になり、商品が売れにくくなる。
  • 送料が高額な場合、購入者がキャンセルする可能性がある。

送料を加味した価格設定のコツ

メルカリでは送料込みと着払いの2つの発送方法が選択できるものの、商品の売れやすさを考えるのであれば、送料込みで出品するほうがおすすめです。ここでは送料負担で赤字になるリスクを抑えられるような、価格設定のコツを紹介します。

商品の正確なサイズと重さの測定

まずは出品前に、商品サイズや重さを正確にはかりましょう。あわせて梱包の方法も決めておき、梱包後のサイズも想定しておくことが大切です。また、予想外の重量増加を避けるために、軽量の梱包資材を選ぶのも1つの方法です。

最適な配送方法の選択

メルカリ便を利用する場合、その中でどの配送方法が一番適しているかを考えて選択しましょう。たとえばおなじ60サイズでも、重量が2kgを超える場合は宅急便よりもゆうパックの方が安く配送できます。料金表を事前に確認し、想定外の費用が発生しないように準備することが大切です。

同じ商品の送料実績を確認

送料がわからないときは、すでに売り切れた商品から送料の実績を確認できます。送料を確認したい商品をメルカリで検索し、商品のページを開いてみましょう。価格の下に、実際の配送方法と送料が表示されます(発送が完了し、送料が確定している商品のみ)。ただし、送料が確認できるのはメルカリ便を利用している場合に限ります。

出品時に販売利益を計算する

出品時に販売価格を設定すると、販売手数料(10%)と販売利益(販売価格-販売手数料)が表示されます。この販売利益から送料を引いた残りが最終的な利益となるため、それを計算しておくとよいでしょう。

これらのポイントを押さえることで、送料負担による赤字を防ぎ、適切な価格設定が可能となります。事前の準備と確認を徹底し、メルカリでの取引をよりスムーズに進めましょう。

出品代行サービスの利用で送料負担による赤字を回避

ここまで紹介したポイントをおさえれば、メルカリで送料負担による赤字を避けられるはずです。しかしメルカリに慣れていない人にとっては、手数料や送料を考慮した適切な販売価格の設定は難しいと感じるかもしれません。そのときは、出品代行サービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。

出品代行サービスとは、商品の出品、梱包、発送などの作業を専門業者が代行してくれるサービスです。出品者は手間を省けるだけでなく、赤字の原因となる作業ミスを減らすことができます。

ただし、出品代行サービスを利用する際には注意が必要です。多くのサービスでは、取り扱う商品の価格に下限を設けており、たとえば相場が3,000円以上の商品に限定される場合があります。さらに代行手数料も発生するため、必ずしも販売利益が保証されるわけではありません。特に、販売価格が低い商品では、送料負担に関係なく利益が0になる場合も考えられます。

※詳しくはこちらもご参照ください。

出品代行サービスなら「神戸オークション」がおすすめ

神戸オークションは、2024年5月から「メルカリShops」をOPENし出品を開始しました。売りたい商品を送るだけで、商品の撮影や説明文の作成、価格設定や購入者対応など、すべての作業を代行してくれます。

神戸オークションの一番の特徴は、メルカリ出品だけでなく、Yahoo!オークションへも同時出品をしている点です。2024年5月時点では、日本で唯一の会社で他には見つかりませんでした。

神戸オークションに出品代行を依頼すると、最初の2週間はヤフオクへ商品が出品されます。この2週間の間に商品が売れなかった場合、3週目からヤフオクとメルカリに同時出品される仕組みです。

なぜこのような仕組みかというと、まずオークションの方が最初に設定した価格から入札によって価格が上がっていく可能性があるためです。もしメルカリですぐ売れてしまった場合は、相場より低い価格を設定してしまっていた可能性が否定できません。少しでも高い価格で売れるよう、まずはヤフオクに出品して様子を見てからメルカリへ出品するという段階を踏んでいます。

ヤフオクとメルカリに同時出品されると、単純に売れ行きが2倍になります。個人ではなかなか売れなかった商品が、神戸オークションを利用することで売れる確率があがります。

※一部商品(トイガンなど)はメルカリには出品されず、Yahoo!オークションのみの出品となります。

※メルカリ以外に神戸オークション公式サイトにも同時に出品されることもあります。

まとめ

メルカリでは送料負担で利益がマイナスになることはありませんが、利益0になる可能性はあります。赤字を防ぐためには、事前に手数料と送料を正確に計算し、適切な販売価格を設定することが重要です。配送方法や梱包方法を工夫し、余裕を持った価格設定を心がけましょう。

また、自分で適切な価格設定を行う自信がない人や、事前の送料の確認に時間をかけられない人は、出品代行サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。