相続や遺産等、実家の片付けで困った時に取るべき手段とは?
2018/03/232020/10/23
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新生活や引っ越し、結婚などのライフイベントの他に、大切な家族が亡くなられることによって、実家を片付けたり、整理しなければならないことがあります。
相続や遺産等、自分の思いもしないタイミングで訪れるものであり、どう対処すれば良いのか、そもそも対処、対応する時間や気持ちが追い付かずに、何も出来ないままになってしまうこともあるでしょう。
今回はご実家や親戚などの片付けや整理で困った時に取るべき手段として、どんな方法があるのか、咄嗟の時に慌てず、ストレスにならなように前知識としての対処方法、考え方についてご説明します。
3つのパターン
1.住まいや家具を利用する
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持ち家や購入したマンションであれば、ご自身の職場やが残された住まいから近い場合はそのままお住まいと家具を利用するという手段があります。
ご自身でなくとも、お子様やご親戚など、賃貸などでお住まいの方が、亡くなられた方のお家や部屋を利用するのはごく自然なことでもあります。
この場合は身の回りのもの、例えば衣服やタオルなど、消耗品となる部分を処分して、場合によってはハウスクリーニングをすることで、再度、有効活用することができますね。
就職や進学などのタイミングによっては、拠点となる住まいの選択肢に幅が出ること、同時に賃貸などによって圧迫される感覚が薄まることになるので、すぐに家屋やマンションを現金化しなければならない、維持することでのマイナスが少ない場合はそのまま利用することも手段の一つとして視野に入れておきましょう。
2.住まいは利用するが家具を処分・整理する
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相続される方や住まいを利用したいと考える方の中には、もうお気に入りの家具などもあるし、今あるものは処分・廃棄したいと考える場合もあるでしょう。
その場合はハウスクリーニングと共に地域自治体の粗大ごみの回収、業者による引取などを検討するようにしましょう。
処分するものに対する考え方としては、大きいものや価値が無いことがわかりやすいもの、使用感の強いものは優先して処分し、具体的な価値がわからなくても購入する時の金額が高そうなものは保管しておくということです。
ご家族が亡くなられたタイミングですと、どのようなお品物でも処分する・廃棄するという考えを持つのは心苦しい場合もありますが、きちんと片付ける・遺品整理するという気持ちで行うことも大切になります。
特にお住いを利用したいと考えた場合は、利用できるものは別としても、思い切って片付けてしまったほうが、新しい気持ちで生活を始められるようになりますので、使うものは使おう!不要なものは片付けるんだ!と明るい気持ちで対処することも、手段の一つとして覚えておいてください。
3.住まいと家具などの全てを処分・整理する
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住まいも利用しないし、すぐに売却してスッキリしたい。また、家具なども不要だからキレイに片付ける必要があるという場合もあるでしょう。
例え大切な家族が住んで居たお家やお部屋であっても、それらを必要としない場合に「そのままにしておくだけでも何らかの維持費が発生する」ことを意識してしまうことでストレスに感じることもあるでしょう。
電気など水道光熱費もそのままにしておく訳にはいきませんし、何よりも固定資産税などの税金なども気になるところです。
リフォームなどをして、賃貸の請負などに任せるという手段を取る場合でも、やはり家具や生活必需品などの全ては片付ける必要がありますね。
この場合でも使用感の強いものや、大きめの家具、明らかに安価で購入できそうなものは早めに処分するのが大切です。
貴金属や時計やブランド品、またはゲーム機器や楽器など、場所を取らないもので、保管できそうなものはすぐに処分せず、少しの間保管しておくことをおすすめします。
遺品整理や実家の整理などをする中で、思いもよらないお品物が貴重品であったり、入手しにくいもの、現在では作られていないものに巡り合う可能性が非常に高いからです。
住まいや土地、法律的な部分での処理も含めて、片付けてしまうということも、手段の一つとして覚えておきましょう。