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初心者でもできる!ロレックスの偽物を簡単に見分ける方法-精巧な偽物は専門家に依頼を

2020/12/28更新日2023/06/27

ブランド鑑定|偽物見分け方

高級時計、高級バッグ、高級靴など。

高級と呼ばれるブランドものには、偽物が蔓延しています。ある意味仕方のないことかもしれません。

「自分が持っているブランドが、偽物かどうか不安」
「偽物かどうか確かめたい、どうすればいい・・・?」

資産価値の高いブランド品ほど、偽物が出回っていることが多く、最近では細部まで本物と瓜二つのものまで出回っています。

しかし、精巧な偽物でなければ、一定の知識によって真贋が可能なことも事実です。

今回は、それらを見分ける方法をご紹介します。真贋の目を持っていただき、安心していただければと思います。

保証書がついているから安心か?

ロレックスは、保証書がついていれば、100%安心と言えるでしょうか。
10年以上、数多くのロレックスを見ている当社にとっては、必ずしもそれで安心できるとは言えません。

最近では、特定の流通ルートで偽物が出回っていることも耳にします。
では、ロレックスの偽物は、どうやって見分ければいいのでしょうか。

自分でロレックスの偽物を見分けたほうがいい理由

ロレックスの偽物を見分ける目や知識を持っておく事にこしたことはありません。
ここでは、自分でロレックスの真贋が簡単にでもできたほうが良い理由をご紹介します。

持ち主は気付いていないことが多い

たまにロレックスの偽物に出会ったりしますが、ほとんどの場合、持ち主が気付いておられません。
偽物と気づかず、身につけておられるという事は非常に不幸だと言えます。

くわしい一般人が見ても分かる場合がある

専門家だけでなく、一般の方が見ても真贋できる偽物もあります。それらをうっかり買ってしまわないように、簡単な真贋ポイントをおさえておく必要があるでしょう。

どの部分を見れば、簡単に真贋できるのでしょうか。

まずは、この部分を見て真贋

ロレックスの偽物は膨大にあって、真贋ポイントは、数カ所だけでは完璧に見分けることができません。

ここでは代表的なポイントをご紹介します。これらのポイントだけでは判断できない場合は、他のポイントも見てもらうか、専門家に鑑定を依頼してください。

秒針の音

ロレックスの秒針の音は、「チクタク」ではありません。精密な時計特有のムーブメントによって、文字盤の上を滑らかに進みます。
一方、偽物のロレックスは、「チクタク」と音を鳴らしながら、文字盤の上を1秒ごとに進みます。

カレンダー窓

次は、カレンダー窓です。本物と偽物では、カレンダー窓も異なります。本物は、日付の塗りがキレイに塗られています。数字もしっかりと真ん中に来ています。
偽物は、塗料の剥がれがあったり、余白が十分に取られておらず、左や右に寄ったりしていることがあります。

型番の刻印

ロレックスの型番は、時計本体のブレスレットをはずした部分にあります。
この場所は、ベルトをはずさないと確認できない場所なので、偽物を作る際には、手を抜いてしまいがちです。
もしベルトをはずせるのであれば、必ず確認してみましょう。本物の刻印のほうが、しっかりと彫られています。

ちなみに、ロレックスの型番はこちらで紹介しています。

ロレックスの偽物は見破れない

そんなに簡単にロレックスの偽物は判別できないという意見があります。ある意味その通りです。

ロレックスの市場価値が高価なものなので、近年ますます精巧に作られた偽物が出回っています。最近ではスーパーコピーとも呼ばれています。

ロレックスにくわしい人であれば、細かい作り込みや精巧な機構などの差異から真贋できると思います。

一方、ロレックスを全く知らない人がすべての偽物を簡単に見分けるのは難しいでしょう。

ここで紹介しているポイントだけで、精巧な偽物のすべてを見分けられるわけではありません。

手っ取り早く知りたい場合や、不安を感じた場合は、専門家に見てもらうようにしてくださいね。

細かな知識を用いずに、総合的に真贋する方法もあります。

総合的に見分けるテクニック

精巧な偽物を見分けるには、専門家でないと難しい。しかし、一定の知識があれば、簡単に見分けられる偽物もあります。
また、1ヶ所だけで偽物だと断定できなくても、数箇所の違和感によって、判断することもできます。

ここでは、総合的に見分けるテクニックについてご紹介します。

時計の音

時計に耳を当てると、ムーブメントが発する音が聞こえます。これは精密な時計特有の音です。
一方、偽物の時計の場合、全くこの音がしません。そういうこともあります。

時計の手触り

本物は、手触りが違います。これは、ロレックスだけでなく、ブランド品のバッグなども同じです。
手で触ってみて、心地よいと感じられる作り、構造になっているのが本物でしょう。

触ったとき、本物は磨きも丁寧にかけられていて、滑らかで触り心地が良いものです。実は毎日触っていると、持った感触だけで分かることがあります。
もちろん、最近は精巧な偽物も多いことから、持っただけで真贋できるとは限りません。

しかし、まずは初見で判断する時、手触りも手がかりの一つとして検討の余地があります。

そこで怪しい時計なら、細部まで見ていきます。

裏面が雑

裏面や側面が雑に作られているケースがあります。たとえば、ネジとネジの隙間など、これは知識ではなく、しっかりと見ることで判断できます。

文字盤がぼやけている

文字盤の上の文字にシャープさがない。こんなロレックスは偽物の可能性があります。
細かくて小さい文字をしっかりと彫り込むには、熟練した職人の技術が必要です。偽物の職人ではそこまでの技術がない場合があります。

まとめ

今回は、初心者でもできるロレックスの偽物を見分ける方法について、ご紹介しました。

今回ご紹介したポイント以外にも、少なくとも15以上見分けるポイントがあります。

また、実物が手元にない状態で真贋すると、初心者では見分けるのが困難です。
真贋に不安がある場合は、ぜひとも専門家にご相談ください。