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【ワイン買取ガイド】どのワインが高く売れるのか?プレミアムワインと価格帯を解説

2023/07/11

お役立ち情報
酒 DRC ラ ターシュ 1998 ドメーヌ ド ラ ロマネ・コンティ14%未満 750ml 未開栓

ワインを手放す動機は人それぞれです。高級ワインを贈られたけれど、自分では飲まない。コレクションとして集めたワインを売りたい。あるいは、遺産相続でワインセラーを譲り受けたけど、どう活用すればいいか分からない。これらの状況は異なるかもしれませんが、共通しているのは「自分の手元にあるワインがどれほどの価値があるのか知りたい」という点ですよね?

ワインの価値を知らないと買い叩かれる

酒 ラ ターシュ 2010 ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ 赤ワイン 750ml 13度 フランス 要冷蔵 未開栓

実際、ワインの価値を正確に把握していないと、買取価格が不適切に低く設定される可能性があります。また、「これは高価なワインだ」と思っていても、なぜか評価額が期待ほど高くないこともあります。そこで今回は、ワインの売却価格について詳しく解説します。これから、あなたがワインの価値を適正に評価し、納得のいく取引ができるようになることを願っています。

価値を決める4つのポイント

高価なワインといえば、ロマネコンティが有名ですね。年間6,000本しか製造されない希少なワインで、その品質は最高級。しかしながら、すべてのロマネコンティが同じ価値を持つわけではありません。それでは、ワインの価値は何によって決まるのでしょうか?

ヴィンテージ

ワインの価値は、ヴィンテージ、つまりそのワインが作られた年によって大きく左右されます。その年の気候条件などにより、同じ製法で作られたワインでも味が異なるためです。特に良いワインが生産された年は「当たり年」と呼ばれ、一般的に1999年、2003年、2005年、2009年が挙げられますが、ワイン愛好家の間での基準は異なることもあります。

格付け

フランスでは2種類の格付けがあり、世界のワイン格付けもこれを見本としています。1つ目はフランス国による格付け(AOC→AOP)、2つ目は各地域による独自の格付けです。AOCは「原産地統制呼称」を意味し、2009年にEUの規定が変更され、AOP「原産地呼称保護ワイン」が使われるようになりました。

AOCとAOPについて

AOCとは、"Appellation d'Origine Contrôlée"の略で、日本語に訳すと「原産地統制呼称」です。これはフランスの法律により定められたもので、ワイン、チーズ、バターなど特定の農産物や食品が、その原産地に固有の品質と特性を持つことを認定し、その名前を保護するものです。

AOC制度は、一定の地域で特定の方法で生産された製品だけが、その地域名を呼称として使うことを認めています。例えば、シャンパーニュ地方で特定の方法で造られたスパークリングワインだけが「シャンパーニュ」を名乗ることができます。

AOPとは、"Appellation d'Origine Protégée"の略で、日本語に訳すと「原産地呼称保護」です。2009年にEUの規定が変わり、AOCが廃止され、代わりにAOPが導入されました。AOPは、AOCと基本的に同じ意味を持ち、製品がその原産地の特性を持つことを認証し、その名前を保護します。

しかし、AOPはAOCよりも範囲が広く、EU全体の規定となっています。AOPはフランスだけでなく、イタリアやスペインなどのEU加盟国全体で認識され、それぞれの国の特産品の原産地呼称を保護しています。

したがって、AOCとAOPは同じ目的を持っていますが、適用範囲が異なります。AOCはフランス国内のみ、AOPはEU全体に適用されます。

ワインの状態

どんなに希少なワインでも、保存状態が悪ければ価値が下がります。ラベルの破損・汚損、キャップシールの損傷、液面低下の度合い、澱(オリ)の有無、保管環境などが価値を左右するポイントです。

輸入元の確認

日本で購入したワインの場合、裏ラベルの上部に輸入代理店のシールがあります。正規品であれば「ファインズ」(以前はサントリー)と表示されています。それ以外は並行輸入品になります。ただし、ロマネコンティに関しては、2003年以降に発売された正規品のネット上での売買が禁止されているため、買取に出せるのは並行輸入品のみとなります。

代表的なプレミアムワイン

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社(DRC)

  • ロマネコンティ
  • モンラッシェ
  • ラ・ターシュ
  • リシュブール
  • ロマネ・サン・ヴィヴァン
  • グラン・エシェゾー
  • コルトン
  • エシェゾー
  • ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ

メドック1級5大シャトー

  • シャトー・マルゴー
  • シャトー・ラフィット・ロートシルト
  • シャトー・ムートン・ロートシルト
  • シャトー・ラトゥール
  • シャトー・オーブリオン

その他の有名生産者

  • シャトー・ペトリュス
  • ドン ペリニヨン
  • オーパスワン

この17種類は間違いなく高額で売れるワインです。

この中で、オーパスワンだけがアメリカの会社です。

ではこれ以外にも高額で取引されるワインはあるのでしょうか?

 ルロワ ブルゴーニュワインでロマネコンティよりもおいしいと評されることもあるワインです。 中でも、ドメーヌ・ドーヴネは幻のワインと呼ばれ、見つけたらすぐに手に入れろ!と言われるくらい貴重なものです。

 ベルナール デュガ ピィ カルト的人気のあるワイン。 シャンベルタンは特に人気が高い。

 ジョルジュ・ルーミエ ブルゴーニュでも特に希少性の高いワインです。 1haあたり3900本と、大変少なく発売と同時に売り切れてしまいます。 エマニエル・ルジェとメオ・カミュゼ アンリ・ジャイエの後継者といわれるこの2人のワインは世界中が注目しています。

 ハーラン・エステート(カリフォルニア) 世界最高峰と言わしめるワインです。 アルマンドブリニャック ブランドブラン 世界最高峰といわれるシャンパンです。

プレミアムワインの価格帯

以下におおよその価格帯を記載します(ワインのグレードやシリーズによって価格は大きく変わることがあります。例えば、モンラッシュ40万が、モンラッシュ コントラフォンだと半額以下になります)

ロマネコンティ ¥1,400,000

モンラッシェ  ¥300,000~¥400,000

リシュブール  ¥90,000~¥380,000

ロマネ・サン・ヴィヴァン  ¥60,000~¥200,000

グラン・エシェゾー  ¥70,000~¥136,000

コルトン  ¥80,000~¥92,000

エシェゾー  ¥70,000~ ¥94,000

ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ ~¥80,000

シャトー・マルゴー ¥30,000~¥290,000

シャトー・ラフィット・ロートシルト ¥15,000~¥350,000

シャトー・ムートン・ロートシルト  ¥12,000~¥150,000

シャトー・ラトゥール  ¥20,000~¥300,000

シャトー・オーブリオン   ¥10,000~¥280,000

シャトー・ペトリュス ¥70,000~¥310,000

ドン ペリニヨン   ¥10,000~¥250,000以下まで様々

「アンリ・ジャイエ」のワイン

アンリ・ジャイエは、ブルゴーニュワインの世界における真の巨星とも称されます。彼の貢献なくしてブルゴーニュワインの現在はあり得ないとまで評されるほどの存在です。ブルゴーニュ地方が大量生産の方向性を支持していた中、ジャイエは品質に対する執念深い追求を持ち続けました。彼は土地の改善、収穫量の制限、ブドウの厳選、低温浸漬法、自然発酵といった多方面にわたる品質管理に情熱を注ぎました。これらの基礎全てを確立したのが、ジャイエでした。

彼がワイン造りから引退したのは1995年ですが、その後も彼の名を冠したワインは高額で取引され、その価値は今もなお続いています。現在では、ジャイエのワインはほとんど市場に出回らないほど稀少です。そのため、出品されると非常に高額で取引され、まさに「幻のワイン」と称される存在なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか? ワインの中でも、高額取引されるものばかりをピックアップしてみました。 実際に買取に出したり、オークションに出そうと思うワインは、この限りではないでしょう。 ここにないワインの価格を知りたいときは、こちらのヤフオク「ワイン落札結果」が参考になると思います