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不用品回収を利用する前に知っておきたい、料金相場とトラブルを回避するための注意点とは?

2023/06/20

お役立ち情報

「早く不用品を処分したい!」断捨離、片付け、引越し等で家から出てきた不用品を、気持ちが切り替わる前にすぐに処分したいと思うことは当然です。しかし、不用品回収の際に起こる無視できない問題があります。極端な料金を請求する業者、または許可を得ていない業者による違法な廃棄行為などがあるからです。この記事では、不用品回収でトラブルを避けるための重要なポイントや、不用品回収業者と地方自治体の料金相場の比較などを紹介します。

不用品回収に関するトラブルが増加中

「使用しなくなった冷蔵庫、洗濯機、テレビ、パソコンなど不用品はありませんか?近くを通る際に、遠慮なく声をかけてください。無料で引き取ります」。このようなアナウンスを流してゆっくりと走行する不用品回収業者をご利用になったことはありますか?実は、「無料で不用品を引き取ります」と主張する業者とのトラブルが多数発生しているのです。国民生活センターに届く不用品回収に関する問題は年々増えています。具体的にはどのようなトラブルが多く見られるのでしょうか?

トラブル事例

国民生活センターに報告される不用品回収トラブルの具体的な事例をいくつかご紹介しましょう。

トラブル1: 「無料回収」を宣伝する業者を呼び止める

「不要な家電製品を無料で引き取ります」とアナウンスしていた業者を呼び止め、テレビの回収を依頼したところ、「回収費用は2000円かかります」と言われた。無料というアナウンスにもかかわらず、「すべてが無料というわけではない」と言われ、2000円を支払い、回収を依頼した。領収書は受け取っていない。(60代 女性 無職) 出典:国民生活センター

トラブル2: 「無料」と告げられ、回収後に料金を請求された

「こちらは無料回収車です。粗大ゴミの困り事はありませんか」と告げる業者に、自転車や石、カーペットなどの大量のゴミを回収してもらった。しかし、全てを車に積み込んだ後に「リサイクル料金が発生します」と言われ、驚きながらも2万5000円を支払った。(女性 家事従事者) 出典:国民生活センター

トラブル3: 車に積み込んだ後、見積もりの2倍以上の料金を請求された

「見積り無料」とチラシに書かれていたので業者に電話をし、引き取りに10万円かかるという見積もりを受けた。しかし、具体的な説明はなく、品物は折りたたみベッド、本棚、パソコン、食器、キーボードなど約15点であった。全てを運び出し、業者の車に積み込んだ後、「量が思った以上だったので、合計で23万円になります」と言われた。引越しを控えていたため、仕方なく全額を支払った。領収書はあるが、見積もり書はもらっていない。(20代 男性 学生) 出典:国民生活センター

トラブル4: 回収業者に依頼した不用品が不法投棄された

「不用品を回収します」と訪問してきた業者にパソコンディスプレイと自転車を渡し、処分代として1500円を支払った。しかし、後日、回収した品物が道路脇に捨てられていた。(50代 男性 給与生活者) 出典:国民生活センター

トラブルに巻き込まれないために

不用品回収業者とのトラブルに巻き込まれ、被害に遭わないために十分注意しましょう。 トラブル回避のポイントをご紹介します。

  1. 粗大ゴミの処分は地方自治体のルールに従って行います
    まず最初に、粗大ゴミの処分方法について、自分が住んでいる市区町村のガイドラインをチェックしましょう。
  2. 不用品回収業者が「一般廃棄物収集運搬許可」を持っているか確認する
    自治体での処理が困難な場合、不用品回収業者に依頼することになるでしょう。その際、必ず確認すべきなのが「一般廃棄物収集運搬許可」証の有無です。この証がない業者は、許可なく活動しているため、不法投棄やトラブルの原因になり得ます。これを念頭に置いて取引を行ってください。
  3. トラブル発生時は最寄りの消費者生活センターに相談する
    もし不用品回収の過程で業者と問題が発生した場合は、近くの消費者生活センターに連絡しましょう。その地域の消費者生活センターへ相談しましょう。

市区町村の自治体で回収できない不用品

不用品処分はお住まいの収集日や、家具などは電話で予約し収集にきてもらったり、ゴミ処理場に直接持込むところもあるようです。量により料金が変動したり、収集の場合は大きさなどにより「ゴミ処理券(有料)」の料金がかわる市区町村が多いようです。

しかし、次の不用品は市区町村では回収を行っていないところが多いため、許可を得ている回収業者にお願いしましょう。

リサイクル家電

エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶、プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機など

パソコンリサイクル対象品

パソコン本体、ディスプレイ、ノートパソコン、ディスプレイ一体型パソコンが対象です。ただし、タブレットやスマートフォンは一部対象外のものもあり、これらはメーカーや販売店による回収が必要となります。

事業所の大型ゴミ、オフィス家具

お店や事業所、会社などの業務活動で生じた粗大ゴミについては、原則として事業者が自己処理の責任を負う必要があります。

不用品の回収相場

自治体で回収してもらえる不用品でも、不用品回収業者と料金の相場を比較してどちらか安い方に回収してもらうのがお得です。 多少面倒でも比較して、大まかな料金を比べておきましょう。

家電

主な家電製品の回収費用を関東地方の自治体と一般的な回収業者を比較しました。 詳細な料金につきましては、各自治体または回収業者にお問い合わせください。

家電製品自治体回収業者
テレビ回収しない3000円~
冷蔵庫(小・1円~2ドア)回収しない4000円~
冷蔵庫(中・2ドア)回収しない5000円~
冷蔵庫(大・3ドア)回収しない6000円~
冷蔵庫(特大・4ドア)回収しない8000円~
洗濯機回収しない4000円~
ドラム式洗濯機回収しない4000円~
乾燥機回収しない4000円~
エアコン(家庭用)回収しない5000円~
窓用エアコン回収しない4000円~
ラジカセ300円500円~
扇風機300円500円~
冷風機700円1000円~
電気ストーブ300円1000円~
石油ストーブ300円1000円~
石油ファンヒーター700円1000円~
ガスヒーター300円~1000円~
オイルヒーター700円1000円~
ハロゲンヒーター300円1000円~
除湿機300円500円~
加湿機300円500円~
ガスコンロ600円1000円~
給湯器700円1000円~
食洗器700円1000円~
電子レンジ300円500円~
オーブン300円 500円~
トースター300円 500円~
炊飯器300円700円~
ホットプレート300円 700円~
電子ポット300円 700円~
DVDプレイヤー300円 700円~
ビデオデッキ300円500円~
デスクトップパソコン回収しない1000円~
ノートパソコン回収しない 1000円~
電話機300円500円~
プリンター300円500円~
業務用コピー機回収しない5000円~
ミシン700~1000円
マッサージチェア1000円4000円~
照明300円500円~

家具

主な生活用品の回収費用を関西地方の自治体と一般的な回収業者を比較しました。 詳細な料金につきましては、各自治体または回収業者にお問い合わせください。

家具自治体回収業者
タンス600円~2000円~
本棚600円~ 2000円~
TV台600円~ 1000円~
パソコンデスク600円~ 2000円~
ソファー900円~2000円~
食卓テーブル900円~2000円~
食卓イス(1個)300円~500円~
ベッドのマットレスのみ900円~2000円~
ベッド900円~3000円~
介護用電動ベッド2000円~7000円~

回収業者のその他の費用

上記の回収業者の料金の他に出張費用や解体作業費などがかかることがほとんどです。その料金の目安についてお確認しましょう。

基本料金

3000円くらい~(主に引取りにきてもらう出張費用としてかかるようです)

解体費用

ベッドなどの大型家具は、そのまま運び出しができないことが多いため解体作業が発生します。その場合の解体費用は時間に応じて2000円~がかかります。

階段料金

エレベーターが無い場合、2階以上の階からの運び出しは、階段搬出料が1000円くらいからかかります。

トラックチャータープラン

軽トラックで、ドライバーと助手付きで、30000円くらいから

処分の前に買取や出品を検討しましょう

処分費用の相場についてお伝えしてきましたが、自治体の場合も回収業者の場合も、いづれにしても費用がかかります。

処分は最後の手段と考え、まず、メルカリや、ヤフオクで売れるか検索してみるとよいでしょう。商品名で検索すれば、売れた履歴を見ることもできますので、だいたいの販売相場を知ることが可能です。

ヤフオクとメルカリの違い

家具などは大きいため送料が10,000円を超えることもあるため、メルカリやヤフオクは不向きですが、ジモティーというサイトで売ることや、お譲りすることも可能です。譲る場合は、無料ですが、処分費用や送料負担を考えるとお得です。捨てずに使ってくれるかたがいたら、環境にも優しいですね。

売り方についての記事もありますので、よければご覧ください。