完売続出のウイスキー「イチローズ・モルト」
2021/11/112023/06/26
常に完売が続出しているウイスキー「イチローズ・モルト」を一度飲んでみたくはないでしょうか?
イチローズ・モルトは、はるばる海外から日本まで買いに来るマニアもいるほどウイスキーマニアの中で有名なお酒ですよね。
予約分だけでも売り切れが続出するほど入手困難なお酒となっています。
今回は、イチローズ・モルトの人気の理由や銘柄、入手する方法などをまとめていきます。
マニアが欲しがるイチローズ・モルトとは?
国産ウイスキーといえば、サントリーウイスキーやニッカウヰスキーが有名です。
しかし、埼玉県秩父市にある酒造メーカー・ベンチャーウイスキーが手がける、ウイスキーが世界的な注目を集めています。
そのウイスキーとは、ベンチャーウイスキーが秩父蒸溜所で蒸留した原酒をもとに製造するブランド「イチローズ・モルト」です。
生産数が少なく希少性が高いうえに、世界的に権威のある賞を次々と受賞したことで人気はうなぎのぼりなのです。
常に完売状態が続いている人気ぶりで、予約分だけでも生産分が売り切れになってしまうほど、驚くほどのプレミア価格がついている商品もあります。
何故そこまで人気なのか見ていきましょう。
イチローズ・モルトの人気の理由
①ウイスキー専門誌で最高のゴールドアワードに選ばれた
- イチローズ・モルト カードシリーズ「キング オブ ダイヤモンズ」
世界100カ国以上で愛読されているウイスキー専門誌『ウイスキーマガジン』のジャパニーズモルト特集で最高の「ゴールドアワード」に選ばれました。
②受賞実績
- WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)を受賞
世界最高のウイスキーを決定する品評会で、カテゴリー別日本一を2007年以降4年連続受賞しました。
- 世界最高賞を受賞
2017年には「シングルカスク・シングルモルト・ウイスキー」部門で、世界最高賞も受賞しました。
これにより、イチローズ・モルトの名前が世界中に知れ渡るようになったのです。
しかし、これだけでは人気の理由に納得がいかない方も多いですよね。
イチローズ・モルトは数量限定品が多く、上記の世界最高賞を受賞したのもあって味も深みがあり、ウイスキー愛好家の方達は「一度飲んだらやみつきになるほど」魅力的なのでしょう。
特に超レアな銘柄では、何百万といった価値がついているほどです。
イチローズ・モルトの人気の銘柄を紹介
イチローズ・モルトにも様々な銘柄があります。
その中でも人気の銘柄や本数限定品などを紹介していきます。
イチローズ・モルト モルト&グレーン ワールド・ブレンデッド・ウイスキー
(出典:Amazon)
さわやかな柑橘系の香りと上品な甘さを感じられる、国産ウイスキーの逸品です。
厳選した9種類のモルトと、2種類のグレーンウイスキーとブレンドして仕上げられています。
ウイスキー本来のナチュラルな味わいが楽しめるでしょう。
蒸留所 | 秩父蒸溜所ほか |
タイプ | ブレンデッド |
原材料 | モルト、グレーン |
アルコール度数 | 46度 |
内容量 | 700ml |
生産地 | 日本 |
イチローズ・モルト 秩父ザ・ファースト【2008‐2011】
(出典:楽天市場)
2008年に秩父蒸留所で樽詰めされたバーボン樽熟成のモルト原酒から、31樽を厳選してヴァッティングされた銘柄です。
トップに柑橘系を連想するフレーバー、レモンやオレンジ系のドライフルーツの後に、ミルクキャラメルを思わせるバニラ系の甘い香りが立ち上ってきます。
口に含むと、甘いデザートのようなスイートさを味わうことができ、プリンのような甘味が口内で広がってくるでしょう。
3年の熟成とは思えないほどに上品で深い熟成感があり、甘みが強くクリーミーで濃厚な舌触りですが、アルコール度数が高いため、上級者向けのボトルです。
蒸留所 | 秩父蒸留所 |
タイプ | シングルモルトウイスキー |
原材料 | モルト、31樽分ブレンド |
アルコール度数 | 61度 |
内容量 | 700ml |
生産地 | 埼玉県 |
イチローズ・モルト ダブルディスティラリーズ
(出典:Amazon)
羽生蒸留所のシングルモルトと、秩父蒸留所の原酒をブレンドした上質な1本です。
2種類の異なる樽で作られたウイスキーの味わいが魅力ですね。
ラベルとケースにはミズナラの葉があしらわれており、上品でおしゃれなデザインに仕上がっています。
蒸留所 | 秩父蒸溜所、羽生蒸溜所 |
タイプ | ブレンデッド |
原材料 | ‐ |
アルコール度数 | 46度 |
内容量 | 700ml |
生産地 | 埼玉県 |
イチローズ・モルト ザ・ファイナルビンテージ・オブ・羽生
(出典:ネオプライス)
2000年が最後の蒸溜となり、2004年には設備を完全に撤去してしまった「羽生蒸溜所」。
その最後の年に蒸溜し、約450Lサイズのパンチョン樽に貯蔵して熟成させた貴重な原酒の中から、2樽を選びバッティングしました。
色はやや褐色がかったゴールドで、味は瑞々しいフルーツからハチミツ、メイプルシロップへと変化します。
合間にモルティーさを感じ、甘みとフルーツ、深みのある熟成感が口の中でひろがり、ハーブを思わせるタンニンなど樽由来のフレーバーが豊富で余韻も長めです。
フルーティー傾向が強めですので、初心者の方にも楽しめる逸品となっています。
蒸留所 | 羽生蒸溜所 |
タイプ | シングルモルトウイスキー |
原材料 | ‐ |
アルコール度数 | 61度 |
内容量 | 700ml |
生産地 | 埼玉県 |
イチローズ・モルト 23年カスクストレングス 黒ラベル
(出典:酒屋せりざわ)
イチローズ・モルト カスクトレングス 黒ラベルは、羽生蒸溜所で蒸留したシングルモルト原酒をホグスヘッド樽・バーボン樽・シェリー樽の3種類の樽で再熟成しました。
更に23年以上熟成させた原酒から選び抜いてブレンドした逸品となっています。
2010年にボトリングしたその味わいは、樽それぞれの個性を生かした長所を存分に引き出しています。
ドライフルーツやオレンジピールのように熟したフルーツの風味と、メイプルシロップのような甘さに加えて、タンニンのビターが織り交ざった余韻が長く口の中に香るおいしさです。
23年熟成させた原酒をブレンドしたその味わいは、絶妙なバランスと複雑さを持った深みのある逸品に仕上がっています。
蒸留所 | 羽生蒸溜所 |
タイプ | シングルモルトウイスキー |
原材料 | ‐ |
アルコール度数 | 58度 |
内容量 | 700ml |
生産地 | 埼玉県 |
イチローズ・モルト カードジョーカー モノクローム
(出典:ネオプライス)
イチローズモルトのカードシリーズでも超希少な「イチローズモルト カード ジョーカー モノクローム」は、2005年からリリースされたイチローズモルト・カードシリーズを締めくくる最後のラインナップとして、2014年に発売された2種類のボトルのひとつです。
メープルシロップや黒蜜を連想させる、まろやかな甘みのある味わいとなっており、新樽が放つ木の香やお線香のような香りが華やかに立ちのぼります。
一口含むだけで、口の中いっぱいにビターチョコレートのような香りが広がり、複雑かつ奥の深い風味が堪能できる逸品です。
力強さを兼ね備えた味と香りは、水割りをしても風味が損なわれることがありません。
カードシリーズ最終章として1985年に羽生蒸留所で貯蔵した原酒をミズナラ樽熟成で仕上げたジョーカーモノクロームは、わずか241本限定でボトリングされた希少価値の高いウイスキーです。
イチローズモルトのカードシリーズ最後の商品で、2種類あるジョーカーの一つということもあり、ショッピングサイトでは300万円以上の高値が付いている超レア物となっています。
大手ネットオークションでは100万円以上の超高額で落札されることもあります。
蒸留所 | 羽生蒸溜所 |
タイプ | シングルモルトウイスキー |
原材料 | ‐ |
アルコール度数 | 54度 |
内容量 | 700ml |
生産地 | 埼玉県 |
イチローズ・モルトの選び方
①原料と味わい
ウイスキーは、原料からモルトウイスキー・グレーンウイスキー、そしてその2つを合わせたブレンデッドウイスキーに分けられています。
イチローズ・モルトからも3種のウイスキーがリリースされており、お好みのウイスキーを選ぶことができます。
初めて味わう方におすすめなのが「ブレンデッドウイスキー」です。
個性的で強い香りを放つモルトウイスキーを、まろやかな風味のグレーンウイスキーでブレンドしたものが、ブレンデッドウイスキーになります。
ウイスキー初心者や、飲み慣れていない方、また、そのシリーズの風味を確かめる入門編としておすすめの銘柄でしょう。
②風味の違い
ウイスキーは意外と繊細なお酒で、熟成される樽によって風合いが大きく変わってきます。
ウイスキー愛好家は、熟成樽の材質や、以前何に使われていたかにもこだわり、香りの違いを楽しんでいるのです。
ウイスキーの熟成樽にはシェリーやバーボンの空樽を使うのが一般的ですが、イチローズ・モルトでは、それ以外にも珍しいミズナラの樽を使用しています。
ミズナラの独特な香りは、どこかお香を連想させるのだそうです。
イチローズ・モルトで風味を楽しむなら、ミズナラ樽で熟成させた「ミズナラウッドリザーブ」や、赤ワインの空樽で熟成させた「ワインウッドリザーブ」をチョイスしてみましょう。
③ストレートな味わい
イチローズ・モルトでは1つの熟成樽のウイスキーだけを瓶詰したものがあります。
それを「シングルカスク」と言い、ストレートにその樽の風味や個性を感じることができるのです。
シングルカスクは本数限定となっており、イチローズ・モルトの魅力を知っている人なら買わずにはいられないほどの人気の銘柄となっています。
④個性的な味わいのプレミア品
イチローズ・モルトは世界中のウイスキー愛好家たちの垂涎の的となっています。
生産されている本数が少ないにもかかわらず、数々の賞を受賞していることもあり、プレミアつきの銘柄がたくさんあるのです。
ウイスキー愛好家たちにとっては喉から手が出るほど手に入れたいものでしょう。
より個性が強く出ている「秩父 ザ・ピーテッド」は、ピート(泥炭)で原料の麦芽を乾燥させ、スモーキーなフレーバーをつけた本数限定品です。
また、本数限定品の中には、超プレミアがついているものもあります。
トランプのカードをラベルにあしらっている「イチローズモルト カードシリーズ」がそれに値する銘柄です。
1シリーズ数百本しかボトリングしておらず、見つけることが困難な超レア商品です。
2019年に開催された香港のオークションでは、カードシリーズ全54本がそろった出品に日本円で約9,750万円の値がつきました。
どうやって入手するのか?
ネットで探す
人気商品のため、定価で購入することは難しい状況です。楽天などのショップでも定価よりも高い値段で売られていますが、予算があえば購入するとよいでしょう。
少しでも安く買いたいなら、ヤフオクや、メルカリで探してみるのも良いでしょう。
ヤフオクもメルカリも、定額で出品されている場合は、直ぐに購入することができます。もし、定額での価格が高いようでしたら、ヤフオクのオークション形式で販売されているものを検索してみましょう。
「安い順で並び替え」をすると、一番安い商品から順番にならんで表示されます。中には「1円」で出品されているものもあるでしょう。1円で買うことができればラッキーですが、オークション形式のため、入札が繰り返され、終了時間に近づくと、結局は安くはなかった、ということもあります。
とはいえ、傾向としては、定額で出品されているよりも若干ですが、安く購入できるようです。デメリットとしては、欲しい時に直ぐ購入することができず、終了時間まで数日追っかけないといけない点です。数日おっかけたのに、最終的に相場よりも高くなって買えなかった、となれば、かなり残念ですね。。。
リアル店舗で探す
リアル店舗ですが、お酒を専門に買取をしている業者が全国にたくさんあります。みなさんのお住まいの駅前などで「お酒 買います」というような張り紙やのぼりを見たことがあるかたも多いとおもいます。
10坪程度の買取のみを行うお店は、ネットのみで売る場合が多いため、お店で購入することはできませんが、申し込み大きいお店で、店頭でも販売しているお店もあります。
価格は、ネットと同じくらいのところが多いようですが、ネットと比べて送料がかからない分安く買えます。また、欲しい時に、買ってすぐ持って帰れるところはメリットです。ネットだと配達されるまでの日数、待たないといけませんからね。
お店での購入するデメリットは、お店の広さに限界があるため、品ぞろえはネットよりも少ないです。また、買取はお店の仕入れとなりますので、買取がなかった場合、仕入れが無く、お店にも並ばないというてんで、ある意味1点ものということができます。お店に欲しい商品があるかどうかは、その時の運次第となるため、思わぬ掘り出し物にであうこともあるようです(筆者はまだ、そのようなお宝にであった記憶はありませんが)
お宝というと例えば、ネットでは1万円で売られている商品が1000円で買えた、なんてこともあるようです。まあ、今のネット時代では、お店の人も価値を知っているため、何かの間違いがないと、そういうお宝にはなかなか出会えなくなっているようではありますが。まあ、もし出会えたら速攻で買いましょう!
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?完売続出のプレミアムウイスキー「イチローズ・モルト」のご紹介でした。
他にもお酒の記事をアップしていますので、よければご覧ください。
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