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お酒はオークションサイトで販売できるのか?調べてみました

2021/05/21更新日2021/06/01

お役立ち情報

オークションサイトで高く売れるものは、限られています。その中でも、お酒は最も高く売れるものの一つです。
海外旅行土産のお酒、お中元でいただいたお酒…など、お家に飲まないお酒はありませんか?

お酒は、コレクターもいて根強い人気があります。お家で眠っているお酒が高く売れたらうれしいですよね。

売る場所として思いつくものの一つがオークションサイトですが、オークションサイトでお酒の販売はできるのでしょうか?調べてみました!

結論から言えば、販売は可能です

しかし、「あれ?お酒の販売って、何か免許がいらなかったっけ」と思われたあなた、…よくご存じですね!

酒類を販売する場合、大原則として、

酒税法に基づき、販売場ごとにその販売場の所在地の所轄税務署長から酒類販売業免許を受ける必要がある。

というのがあります。

酒類販売業免許というのは、卸売か小売りかの区別に始まり、たくさんの種類があります。
オークションでは、その種類小売り業免許の中でも「通信販売酒類小売業免許」という免許が必要になります。

しかし、実はオークションでお酒を販売するすべての人にその免許が必要なのかというとそうではありません。

必要かどうかの基準は

「継続的に酒類の販売を行うかどうか」

によって決まります。

つまり、オークションサイトで1回だけお酒を出品する場合は免許不要ですが、継続的にお酒の出品を行なう場合には、通信販売酒類小売業免許の取得が必要なのです。

個人が単発でオークションに出品するなら免許は不要

例えば、断捨離中に以前海外旅行のお土産でいただいた洋酒を発見。それを1回限りネットオークションに出品してみた…ならOKでしょう。
それを継続的に行うとなると、免許が必要になります。

「どこからが“継続的”となるのか」は、具体的な回数や期間に関して明確な定義やルールが存在していないのが実情です。
捉え方の一つとして、「業として」というのがあります。
お酒のネットオークションへの出品を生業として繰り返すことは「酒類の販売業」といえます。

例えば、「一度ネットオークションに出品したら、意外とよい値段で売れた。家の中にまだ売れそうなものはあるし、そういえば実家も探せば出てきそう。よいお小遣い稼ぎになりそうだな。そうだ、次の海外出張では日本で入手困難なお酒を探してみよう」…などとなると怪しくなってきます。

上でも書いたように、何回目からがダメなのか、どのくらいの期間に何回出せばダメなのか…それはわかりません。
もしかしたら2回目で摘発されている人もいるかもしれないし、何回も出品しているのにたまたま調査の対象から漏れている人もいるかもしれません。何回も出している人も、もしかしたら調査の進行中の可能性ということもあります。

とあるリサイクル業者が酒税法違反によって摘発された例があります。
その業者は、一般家庭から買い取ったウイスキーなどのお酒約1700本をインターネットで販売していました。

ニュースにもなったので、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

もし摘発されれば、1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金が科される恐れがあります。

このリサイクル業者は、お酒の販売に免許がいることを知らずにやってしまっていたそうです。しかし、摘発された後に、「じゃあ免許を取ります」となった場合でも、酒販の免許が取得できなくなる可能性もあります。
かなりのリスクがあるということをご理解ください。

何をもって「継続的に酒類の販売を行っている」というのかは、国税局の判断によるとしか言えません。
当局は今後も不正の取り締まりは適正に行うでしょうから、李下に冠を正さず、安易な考えでネットオークションへの出品は止めておいた方が身のためですね。

転売とどう違うの?

お酒は、好きな方はとことんこだわり、多少お金を出してでも収集したり味を堪能したりしたいと考えます。
となると、プレミアがつく=定価以上の値で売れるということになります。
人気のあるものを安く仕入れて売れば、その分利益が稼げます。

いわゆる「転売」ですね。
転売で多く利益を得るには、“できるだけ安く仕入れる”ことがポイントです。

安く仕入れる方法はいくつかあります。

・量販店の安売りで仕入れる
・予約販売や抽選販売で仕入れる
・海外で仕入れる

・量販店の安売りで仕入れる

量販店のキャンペーンなどを狙って安く仕入れます。
一定量を購入することでさらに安くなる場合もあるようです。

・予約販売や抽選販売で仕入れる

日本酒や焼酎は、メーカーが定期的に予約注文を受け付けたり、抽選販売をしたりしています。必ずしも手に入れられるとは限りませんが、入手できればラッキーですね。

・海外で仕入れる

地上では入手がなかなか難しいお酒が、航空会社の機内販売で手に入れられたり、有名なワインを現地価格で購入できたり、海外に行くときは安い仕入れのチャンスです。

…と書いてきましたが、ちょっと待ってください!

これを個人で行うと、完全に「継続的に酒類を販売する行為」にあたりますよね(笑)

つまり、違法行為です。

違法にならないには、酒類販売業免許の取得をすればよい訳ですが、これにはかなり時間がかかると考えておいた方がよいでしょう。
例えば、免許取得のための条件として、酒類の製造や販売の経験が3年以上必要とされています。
つまり、お酒の転売をすることを考えた場合、あらかじめ酒類の製造や販売の経験を積んでおかなくてはいけないのです。

では、お酒を個人で売る方法はないのか…と考えたときに、違法にはならない方法があります。

それは、

通信販売酒類小売業免許を持った業者に委託する

という方法です!

個人で行うと違法な転売行為ですが、酒類販売免許を持ったネットオークション業者へ依頼すると違法にはなりません。
しかも、出品作業や落札時の対応、発送などの面倒な手間もなく、全部お任せすることができるのです。

神戸オークションはお酒の販売実績、落札実績がたくさんあります

神戸オークションは、もちろん酒類小売業業免許を取得していますのでご安心ください。

実はお酒は、神戸オークションの得意な取り扱い商品の一つです!

洋酒、ブランデー、ウイスキー、ワイン、シャンパン、プレミア日本酒、プレミア焼酎、スピリッツ、中国酒、古酒、洋酒などなど、多数の落札実績があります。

また、人気のあるお酒は、空ボトルでも売れるということをご存じですか?
バカラ、リモージュ、有田焼などの空きボトルは要チェックです。
そちらもご依頼いただければ、対応させていただきます。

酒類のネットオークションへの出品は、販売実績・落札実績が多数あり、免許もノウハウも持っている業者に任せるのが一番ですね。

お酒は本数が多くなると運ぶのも大変ですが、神戸オークションでは、宅配出品のほか、出張引取りサービスもありますので(神戸~大阪間限定)、重い思いをして店頭に持ち込む必要もありません。

出品方法はコチラ↓