ディオール 本物と偽物の見分け方
2021/03/112021/03/18
クリスチャン・ディオールは、フランスのファッションデザイナー、クリスチャン・ディオールが1946年パリで創立したファッションブランドです。
創業者のディオールが1957年に急逝した後、イヴ・サンローランが主任デザイナーを務めていたことがあるのは、ちょっとしたトリビアですね。
一時経営危機の時期もありましたが、現在は、世界最大のブランド複合企業「LVMH」に属しています。
ディオールは、バッグ、アクセサリー、ウェア、コスメや香水と幅広いアイテムを展開しています。
ディオールといえば、バッグが世の女性の人気を集めていますが、その中でもアイコン的存在のバッグ「レディ・ディオール」は、ダイアナ妃も愛用していたことで知られています。
このレディディオールに関しても、偽物は存在し、真贋を見分けるポイントがあります。
ディオールの本物と偽物の見分け方について、ご説明させていただきますね。
金具
刻印の書体
ディオールのバッグの金具には、よく「CD」の文字が刻印されています。本物と偽物では使われている書体が違うことがよくあります。
本物の書体を画像検索して、比べてみるとわかりやるいと思います。
偽物は、縦長っぽいフォントになっていることが多いです。刻印の彫りの深さが均一かどうかもチェックポイントです。
チャーム
上で紹介したレディ・ディオールもそうなのですが、「D」をかたどった金具(チャーム)がついている商品があります。
ぜひその金具の内側をじっくり見てみてください。偽物は、内側の仕上げが雑です。
また、その金具を上から見たとき、偽物は片方に寄っているものがあります。
ショルダーの金具(フック)
ショルダーのストラップのフック部分に注目してみましょう。
本物は、フックがピッタリ噛み合っていますが、偽物は噛み合いがズレている場合があります。
もちろん偽物でもきちんと噛み合っている場合があるのでこれだけで判断はできないですが、ズレている場合は偽物の確立が高くなります。
ショルダーの調整金具
ストラップの長さが調節できるタイプのショルダーバッグについている調整金具にも本物と偽物を見分けるポイントがあります。
調整金具に刻印されているCDの向きをチェックしてください。
本物は金具の内側が天、外側が地の向きで刻印されているのですが、偽物は逆の金具の外側が天、内側が地の向きで刻印されています。
細かいですが、判別しやすいポイントなので覚えておいてください。
メッキ
金具全般において、偽物はメッキが雑です。
本物はなめらかで艶があり、内側まで美しく仕上げられています。
一方偽物は、メッキの表面がボコボコしていたり、空気が入ったようになっていて触るとザラザラしたりします。
本来隠れて見えない部分は、部分には手間はかけてないことが多いです。
ファスナー
ディオール製品のファスナーは、LAMPO 、ChristianDior、MRSのいずれかが使われています。
偽物のファスナーには刻印がなかったり、別の刻印であったりします。
また、プラスチックのような安物っぽい造りになっていることも多いです。
ブランドタグ
ディオールのバッグの内側などに付いているブランドタグ。
このタグに刻印されているブランド名の書体が違うという場合があります。
注目していただきたいのは、「Christian Dior」の「s」です。
本物は、このsが斜めになっているのです。
偽物は斜めになっていないことが多いです。このsが真っすぐであれば、偽物と思って間違いないでしょう。
この見分け方は、洋服の首タグにも同じことが言えます。
また、このタグは裏返すと、製造番号が刻印されています。
製造番号がそもそもなかったり、逆向きに刻印されていたりすると偽物の可能性が高いです。
ネジ
細かい部分になりますが、金具などを留めているネジにも真贋ポイントがあります。
このネジ、本物はマイナスのネジなのですが、偽物はプラスのネジになっていることが多いのです。
一般的に、高級ブランドのネジはマイナスが使われています。
縫製
これは、どのブランド品にも言えることですが、やはり偽物は大量生産を行うために縫製が雑です。
縫い目が均等であるか、ほつれが目立ってないかなどを気にして見てください。
本物は均一に力強く縫われていて、糸のほつれやむらはありません。見えない内側の部分まで、一つ一つ丁寧に仕上げられています。
まとめ
ディオール製品の本物と偽物の見分け方について、ご説明させていただきました。
革や金具に施される刻印の処理の荒さは、どの商品にもポイントとして判断しやすいと思います。
ただ、これらは絶対的な判断基準ではありません。
偽物を買わないようにするには、相場と比べて価格が安すぎないか、販売店や出品者の評価(口コミ)はどうかなども注意して見てください。
ご自身の「手にとったときの質感など、本物から感じられる確かな感触があるかどうか」という感覚も信じてみてよいかと思います。
しかし、不安がある場合は、専門家にどうぞご相談くださいね。
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